我が師、前田リリ子先生から、CDが届きました。
以前にも書いてますが、チッヒーは、
バロック音楽をこよなく好み、自宅に、チェンバロを置いて
弾いたり、フルートを吹いたりして居るのです。
フルートも今の銀で作られたフルートではなく、
1700年頃に発明された、木製のバロックフルート。
正しくは、フラウトトラベルソと申しますが、
それを吹いているのです。
そして、その音楽の先生が、
前田リリ子女史なのでございます。
チッヒーは、バロック音楽の中でも、とりわけ、
フランスのバロック、ルイ十四世の頃の音楽がお好みで、
音楽史的には、ヴェルサイユ学派と呼ばれている人々の作品群です。
筆頭は、リュリ。オトテール。クープラン。と
皆さんが聴いた事の無いおっさん達の名前が並びます。
演奏をするにあたって、必要なものに、
楽器と、楽譜が挙げられますが、
これらも、当時使用されていた楽器を忠実に近く、再現させます。
ピッチは、今のピアノのラ~の音より
一音低いのがフランス宮廷のラ~の音。
そう、ピッチは、国や、宮廷によりさまざま。
フランスが一番低かったようです。
ゆえに、しっとりと、豊かな音楽に・・・
ちなみに、チッヒーは、日本の名工 杉原氏(東京在住)に、
総象牙製で、二本まとめて作って頂きました。
一ヶ所だけついているキーは、金に宝石をはめて、
ユリの紋を入れて・・・とかなりクルクルパ~な事を
やってしまいました。
当時は、音が出るだけじゃなくて、
見た目のゴーカさが無いと、
楽器じゃなかったというお話しもあります。
そして、楽譜・・・
これも、当時売られていた楽譜を忠実にコピー。
ファクシミリ版と通のあいだで呼ばれているものです。
このフランスの楽譜は、皆さんの知っている所にト音記号が居ないのです。
ナント、第一線上に居るんですね~。
主に、メロディーの上声部を、ヴァイオリンやフルートが担当するので、
上の方にト音をもってくると余計な上部の線の書き込みが
増えるからなのですが、合理的です。
さすが、フランス人。
いえ、おフランスざます。
そして、楽譜の一番右には、下の段の最初の音がmという印で
書かれていて、次の音を直ぐに吹く事ができます。
実用的です。
この昔のおフランスの曲を、前田リリ子先生がCDに入れて、
発表あそばされました。
ちなみに、この録音には、何とチッヒーの象牙のフルートの
キャップだけが、海をわたり、ヨーロッパで録音されました。
前田先生のフルートのキャップが、ご難にあって、
急ぎチッヒーのを使って海外へという事だったのです。
ですから、先生のCDを買うと、チッヒーのフルートの部品を
とりつけた、前田先生のすばらしい演奏が楽しめるという事になります。
最後に、チッヒー、フルートをやってて良かったです。
だって、練習曲が、かつての名曲ばかりなのですから。
尚、CDは、ムジカリリカで調べて下さいね。